建築CAD「施工図編」 その3
建築施工図をCADにて作成する利点はまだまだあります。 例えばあるビルの外装にタイルを貼るとします。小さな建物や住宅であれ ばタイル図を描くことはありませんが、通常はタイル割り図を作成し、同時 に躯体図を作成します。 要するに躯体の寸法はタイルの割付によっても変わってきます。またサッシ 部分もタイルの寸法などより決定されるのです。CADで躯体図を一通りか き上げれば、それを元にタイルの割り付図を作成していきます。 またはタイル業者にデータを渡し、タイル業者がかき上げてきます。躯体図 とタイル割り図を両方検討してお互いの図面を修正していき最終施工図が 出来上がります。 これは躯体図とタイル割り図だけに限りません。躯体図と設備図。躯体図と サッシ図。躯体図と平面図というふうに、全ての施工図が合致しなければな らず、結構大変な作業となります。 自分ひとりが全ての図面を描くわけではないので、当然データのやりとりが 発生します。お互いの使用CADが違う場合、通常はDXFというファイル 形式でデータをやり取りすることになります。